銘 木
銘木とは?
緑豊かな日本は、森林が国土の約70%を占めています。古来から日本人は、木を生活の中に巧みに取り入れ、世界に類を見ない、独特の木の文化を築いてきました。
「銘木」はその風格と気高い美しさで、豊かな感性を養い、人の生活に潤いと安らぎをもたらします。我が国の木の文化の象徴的な存在ともいえます。
また、多年の使用に耐え、お手入れ次第では何代にも亘って本来の木の味を楽しめます。
銘木の定義
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樹齢(200年以上)
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形状・大きさ・材質等優れた物
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挽き肌(製材された材面)の鑑賞価値の高い物
高価な物と思われている銘木ですが、すべてがそうとは限りません。樹齢数百年、あるいは千年以上の材と、僅か数十年足らずの材とでは価格差は当然です。
銘木の用途
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床柱材
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床材
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天井板
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造作材・土台・その他
最近の住宅建築の多くは洋風化されており、和室のない家が大半を占めるようになりました。そのような中、需要の減少により一部の超高級材を除いては、かなり値段が安くなっています。
リビングルームのテーブル等も、大きさや樹種、多少の欠点に目をつぶれば10万円未満で作る事が出来ます。
床柱材
床柱は、部屋を統一し秩序を保つ重要な役目を担います
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書院造の床の間には太さが柱の1割増の角柱
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現代的な要素・優しさのある床の間には絞丸太・出絞丸太 他
変木といって「草」の床の間で利用される特徴的な丸太もあります
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自然木の風合いをそのまま残した皮付の丸太
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表面に斑点加工を施した丸太 他
松角柱
(まつかくばしら)
むろ変木
(むろへんぼく)
桑角柱
(くわかくばしら)
紋丸太
(しぼりまるた)
つつじ変木
(つつじへんぼく)
出紋丸太
(でしぼまるた)
松しゃれ
(まつしゃれ)
床材
床板選びには、完全に乾燥した材木を使うことが最も重要です。
割れ・反り・ねじれ・縮みといった、後々起こりうる欠点を取り除くためです。
強度・耐久性の観点からある程度の堅さを持ち、表面の杢目がダイナミックな模様を現わしているものが全体の調和を取りやすい材質と言えます。
橡(とち)
欅(けやき)
松(まつ)
天井板
天井板の杢は、直線で構成される和室の堅さに優しさとやわらかさを加えます。特に装飾性の高い美しい木目の紋様をもつものを「杢」と指します。
中板目は、中央が板目(木目が山形や不規則な波形などの曲がった線として出ている板材)で、両側が柾目(木目が樹心を通った断面に、狭い感覚で真っ直ぐな縦縞模様として出ている板材)に取れる板のことを指します。
屋久杉(やくすぎ)
天井板・杉中板目
(すぎなかいため)
杉杢(すぎもく)
杉耳白
(すぎみみじろ)
造作材・土台・その他
日本特有の高温多湿という気候風土には、外部造作材、土台(化粧土台)もまた、耐水性・耐湿性・耐久性を備えた木材が適しています。
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青森ヒバ:シロアリに強く肌触りも良いため浴槽にお勧めです
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栗材:テーブル用材・濡れ縁材として人気です
青森ヒバ・栗材は、良質な原木丸太を取り寄せ、弊社にて製材する「別挽き材」として取り扱っております。
規格外のオーダーメイド品の製造、構造材・造作材・家具材等を同材でそろえたい場合など、どうぞお気軽にご相談ください。
取扱樹種
杉・屋久杉・霧島杉・秋田杉・魚梁瀬杉・桧・松・欅・栓・樺・たも・花梨・ブビンガ・楠・チーク・ローズ・楢・栃・桑・けんぽ梨・青森ひば・銀杏・桂・桐・山桑(黄肌)ねずこ(黒部杉)・一位・槐・朴
取扱業務
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銘木・建築資材
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木の使い方のアドバイス(新築、リフォームの相談)
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木工芸材料・家具用材・建具用材
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別注家具(日用使いから伝統工芸作家作品まで)
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無垢天井板・床材料・床柱・床材・数寄屋材料
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まな板・花台・飾り棚材・竹材(青竹以外)・テーブル・机・腰掛け・無垢のフローリング・縁甲板・床暖房・その他